MENU

【不登校を乗り越える】敢えて人と繋がらない選択肢で自分を守る

どうして学校行かないの?私なら無理やり行かせちゃうな~

○○さんて本当優しいから不登校でも平気なんだね~私だったら絶対無理~

SNSのポストを見ていると、このようなママ友や身内に理解の無い発言をされて傷ついている人をたくさん見かけます。

でも私はそういう心の無い発言をされたこと…リアルではほとんどありません。その点は自分や長男をはじめ家族の心を守れていると自負しています。

なぜそういう発言をされないかと言うと、不登校やコロナ禍以前からママ友や身内と距離を置いてきたから。必要でないときに無理して会った人と仲良くしたって碌なことにならないと判断してきたからです。

そこでわかった事は、人間は親しくない人には直接モノを言えないということです。またリアルでもSNS上でも、愛着を持たれやすい人や親しみを感じる人には遠慮なくモノを言える事が多い印象を受けます。

ここでは、そんな私が、長男が不登校になってから身内やママ友、外部団体とどのように関わってきたかをかんたんに説明します。

この記事は、私や子供たちの体験談をもとに個人の主観をつづっています。読者の方に「こうしたほうが良い」と指南するものではありません。余計なアドバイスや考え方の押し付けは断固拒否します。たとえ共感できなかった場合であっても「このような考え方もあるのか」と温かい目で見ていただけたら幸いです。

目次

適室に通う際に教育委員会とは繋がったものの…スクールカウンセラーとは繋がらず

よく「親子ともに外部の人間や機関と繋がったほうが良い」という意見を見かけますが、私はそうは思いません。そもそも自分以外の他人には期待しないほうが良いです。万が一良い対応されたらラッキー!くらいな感じで。

これは…次男が小学生だったときに上級生とトラブって恐喝された経験がきっかけなのですが…その時学校はほぼ何もせず私をモンペ扱いしてきたのです。モンペなのは相手(上級生)の親なのにね。そこから私は学校やママ友とは関わりを絶って生活してきました。

学校には運動会くらいしか行かなくなりました。保護者会は全欠席。その結果、ママ友と先生と必要以上に関わることもなくなったのでストレスが一気に軽減しました。

話を戻しますが…そもそも見知らぬ誰かに不登校の悩みなんてリアルで話したくないというか…話しに行くだけですごいエネルギー使います。

やっとの思いで足を運んだところで、心無い支援者に出会ってしまったらマジで立ち直れない。立ち直るにしても時間がかかります。

私の場合、子供が適応指導教室に興味を持ったときに教育委員会経由で見学や手続きをしなくてはならないため、そのとき教育委員会に初めてつながり不登校の長男の状況や困っていることなどを話しました。

教育委員会の人は親身になって聞いてはくれましたけど、聞くだけって感じ。別に私は話をしたかったわけではないので事務的に淡々と手続きをこなしました。

とくに救いを求めていたわけでもないし、何の期待もしていませんでしたのでノーダメージです。

私は、情報がつかめない、素性の分からない人とは極力つながらないようにしています。

素性が分かっても、親の不安を煽ったり使途不明の多額の金額を請求してくるところなども関わらないようにしています。どんなにいい事言ってたとしても…。

スクールカウンセラーに関しても、学校の手紙などを読んだり子供たちに聞いてもどんな人なのか分からなかったので…とても相談する気にはなれませんでした。

今現在、唯一不登校のことを相談できたのは、不登校学会の赤沼先生くらいでしょうか。サイトやブログ、動画を見て自分の中でしっくりきたのと相談が無料で出来るため、たまーに相談しています。

塾(フリスク)や復学支援は絶対利用しないと決めていた

学校に通えている&なんらかの目的があり勉強をしたがっているという元気な状態ならば塾に通わせるのは私はアリだと思っています。

しかしながら、勉強する気力のない不登校児にお金を掛けることは私には考えられませんでした。フリースクールも然り…

フリースクールもホントにピンキリで、月数万円払ってゲームだけさせて学校の出席日数稼がせて終わりなところもあれば(ゲームするならウチでやれよって思う)

過去に講師が子供に性犯罪を犯した経歴があるのに平気でしれっと善人ヅラして運営している大手?有名フリスクもありますからね…安心して預けようとは到底思えませんでした。何よりお金が高いのがドケチ気質の私には無理なので拒否してます。

だいたい、フリースクールって子供から「僕ここのフリスク行きたい」なんて言ってくることってほとんど無いように思えます。親が勝手に印象だけで決めてるだけのような印象…。

また口では学校に戻りたいと言っていても身体で学校を拒否している状態の子供に復学支援を受けさせるのも…私の心の中で大いに矛盾を感じたので利用しないと決めています。

復学支援で…うまいこと言って学校へ通わせることは出来るのかもしれません。でも、学校に戻したところで子供は幸せなのでしょうか?子供のトラウマがお金を払えば解決できるのでしょうか?私はそうは思えません。

結局復学支援というプレッシャーで、学校に行かざるを得ない状況に子を誘導しているだけのようにしか見えません。なのでこの界隈の人とも関わらないようにしています。

不登校の親の会も参加せず

こちらは…私の住む自治体では親の会がありませんでした。というよりあったことに気が付きませんでした。

しかし最近NPO法人を運営している友人づてに近所で親の会が行われていることを知りました。行こうかな〜と思っていてもなかなか足が重くまだ行けていません。

近々行こうかとは思っていますが…多分行かないんだろうな。コミュ障ではないのですが…なんか足が重い。というか今まで行かなくてもなんとかやってこれたしなという思いのほうが強いです。

不登校をきっかけに大好きだった義母とも疎遠に

私の両親は毒親なので彼らとは数年前に絶縁しています。よって彼らには長男が不登校であることを伝えてもいません。

万一、伝えても身内連中&友人などに私たちの悪口を言って終わり…だと思います。普段から悪口しか言わない人たちでしたから。

一方、義父母はそんなことはなく孫のこともすごく可愛がってくれたので関わりがあります。不登校のことも伝えてありました。

子供たちがまだすごく小さかった頃は、子育てに関しては感謝してもしきれないほど義父母にはお世話になりました。とくに義母は優しくて身内や親戚連中からは「菩薩」と呼ばれるほど。

お世話になっており感謝の念もある義父母ですが…長男が不登校になったばかりの頃の年末年始の酒の入った集まりで、義父がいきなり私と子供たちに暴言を吐いてきたことがあります。しかも義母が席を外したタイミングで。

義父は普段から何を言っているかあまりわからない感じなので、具体的に何を言ってきたかは覚えてないですが、学校に行っていないことやゲームばかりしていることに腹を立てたようなことを言っていました。

当然私は頭に来て子供たちとその場を立ち去り泣きながら家に帰りました。後日義父母が謝りにきて、子供たちは全く気にしていない様子でしたが私は許せませんでした。高齢者で酔った勢いで言ってきた事だったとしても。

旦那もその事は気にかけてくれていて、義父母に用があるときなどは全て旦那に行ってもらったり連絡を取ってもらったりしています。

義母は何にもしてないですし、本当に優しい人なので不登校の長男も絶対優しく包み込んでくれるはずだとは思うですが、あのときの義父の言動がトラウマでどうしても「あの世代は不登校に理解がない」という思い込みを拭うことができないでいます。

数少ないママ友(パパ友)には話したが…必要以上に交流は無し

夏の旅行に誘ってくれた近所に住むパパ友&ママ友が私の唯一の友人です。ただ、彼らは間接的に不登校支援にも携わっていることもあり不登校についてはかなり理解があるため、冒頭文のようなひどいことは絶対に言ってきません。

「言いたくないことは話さなくても大丈夫だよ〜」というタイプなのと、なかなか他人に悩みを打ち明けられないという私の性格を知ってることもあるので、すごく近所に住んではいますが積極的に関わってくるわけではありません。

この友人以外にも…子供たちのママやパパと関わったことはありますが、外で会ってもほぼ挨拶のみ。

これは私の主観ですが、挨拶さえしていれば雑談などせずともそこまで悪い印象は持たれないように思います。別に悪く思われたってどーでもいいんですが。

家族と職場の同僚・SNSでの緩いつながりが私には心地よい

そんなわけで、私が今家族以外でふだん関わっている人間というと…職場の同僚とSNSのフォロワーさんくらいでしょうか。

職場の同僚には「ウチの子不登校だから〜」と話してはあります。家庭の事情でお休みすることなどもあるかもしれないので…幸いにも嫌なことを言ってくる人はおらず「大変だね〜辛い時はお互い様!」と言ってくれる人しかいないので本当助かっています。

不登校の子の親が心地よく過ごすためには、ゆるく浅く数少ない人とだけつながるのが私には心地いい感じ。

結局のところできる限り人と関わらないほうが親子共にメンタル削られないし疲れないし、自分軸もブレにくくなる気がします。不登校生活、長丁場だし気楽にいかないとね。

しかしながら…義父母との関わりを絶ったのはやっぱり痛いです。子供が小さくて大変だったときは本当に彼らにお世話になりっぱなしだったので。彼らがいなければこの私が年子3人なんて育てられるわけなかったのに。

それでも、この間次男がインフルエンザで学校で体調悪くなったとき(私は仕事でちょうど電話に出られなかった)、義父が学校まで車で迎えに行ってくれたみたいで…。本当は優しいところもあるんだろうけどね。

私の冷え切った心が溶けるまではもう少し時間がかかりそうです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

東京都在住。年子3人(高1、中3、中2)の母。現在高校生の長男が中2の秋から突然完全不登校→定時制高校へ進学。中3次男も不登校になったものの再登校開始。世の中常識の反対側を行く育児で心を回復させることを決め現在実行中。競馬と猫が大好き。

目次