前回の記事で…夏休み手前に学校にも適室にも全く通えなくなってしまった長男…良いタイミングで夏休みを迎えました。
この夏は、長男の同級生のパパさんが運営するNPO法人のイベント旅行に参加することになり大人数で佐渡島に出かけたり、旦那の従妹家族と千葉県勝浦市へ旅行したりと…かなりアクティブに過ごしました。
この過ごし方が良かったのか悪かったのか…疑問に思うところもありますが、どんな風に過ごしどんな思いをしたのかを備忘記録的に残しておこうと思います。参考までにご覧ください。
前回の記事はコチラ↓
ドタキャンを選択しても良いと伝えたことで親子ともに楽しめた
旅行に関しては行くのを決めたタイミングが悪かったこともあり、不登校の子を同級生などの友達や外部の人間と会わせないほうがいい事を知らない時期に旅行に行くと申し出てしまいました。
もちろん長男にも確認を取りました。長男ははっきり「行きたい」と。いくら親でも長男の意志を無視して勝手に連れて行くことはしません。
その後、友達や親戚など外部の人を交えた旅行は控えたほうが良いということを知り、長男に「行かないほうがいい。キャンセルしようと思う」と何度か打診したのですが
行くって言ったよね?キャンセルしたらママでも許さない!
と静かにキレられました。
分かったよ。でも行きたくなくなったらドタキャン全然OKだからね!いつでも言ってね
とだけ告げて、それ以降は旅行の話には触れないようにしました。準備や買い物などの声掛けも全くしませんでした。
佐渡島のときも勝浦のときも、私が声掛けせずとも着替えや化粧品なども用意していたので本当に行きたかったのでしょう。余計な口出しをしなかったのが幸いしたのか?結局ドタキャンも無かったです。
7月~8月にかけて大人数で佐渡島を旅行
6月に学校に少しだけ通うようになったタイミングで、近所のNPO法人を運営している長男の同級生のパパ&ママさんに同じ世代の子供たちや大学生、大人を交えて大人数で佐渡島へ旅行へ行こうと誘われていました。
旅行メンバーは全部で30名ちかく。参加したのは長男と私のみです。我が家の自家用車(ぼろいセレナ)で直江津港に向かいフェリーに車を乗せ、車に長男と仲良しの子供たちを乗せて旅をしました。
長男と同じく不登校の中学生や高校生、不登校経験のある大学生も結構いました。大学生の大半は福祉系の学部の人たちだったせいか本当に優しく接してもらいました。
まあ、その近所の友人が運営するNPO法人自体、不登校支援事業も間接的に行っているのでみんな不登校の子に関しては対応慣れてる感じで本当に助かりました。
佐渡島では海で遊んだり、釣りをしたり…
佐渡金山の遺跡?を旅したり絶景を見に行ったり
顔は隠していますが、とにかくはちきれんばかりの笑顔で友達や大学生と過ごしていました。長男のこんな笑顔を見たの数年ぶりかも。
友達と話したり遊んでいるときは私は遠くから眺めるだけで、話しかけることはほぼしませんでした。いい子を演じているだけでは?と最初は不安になりましたが、あの笑顔を見る限りおそらく本気で楽しかったのだろうと思います。
小学校高学年~中学生にかけて本当に笑顔が減っていたなと改めて気づきました。
部屋割りは、長男は同級生や大学生含む男の子たちとの集団部屋。3泊4日で旅行しましたが、ほとんど寝ずに夜更かししておしゃべりしたり人狼ゲームをやって過ごしていたようです。
ちなみに私は個室…ひとりで部屋で過ごせて超うれしかったのですが、私はすぐに寝ましたw運転手なので。
お盆時には身内家族と勝浦を旅行
お盆の時期には千葉県勝浦市を旅行しました。この旅行も3泊4日でしたが、最初の2日は家族だけの旅行で、あとの2日は旦那の従妹ファミリーが合流しました。
エアビーで一軒家を借りていたこともあり…宿泊するおうちに着くと寝室でずっとゲーム…家にいるのと変わらんやんw
まあそれでも、海の観光施設や絶景を楽しむくらいのことはしました。↓
私は一緒に行ってないのですが、旦那の従妹夫婦とおいしい激辛タンタンメン食べに行ったり、兄弟や旦那の従妹の子供たちと一緒に市営プールへ行って楽しんでいました。
観光地や施設などへ行く行かないは本人の意思に任せていましたが…私や夫が一緒に行こうと誘うと大体断られるのは何でだろう(涙)親離れかな?そして私居ないときのほうが本当楽しそうなんだよなぁ~
私も私で、長男と離れる時間が出来て、夫と一緒に従妹が連れてきた赤ちゃん(乳幼児)の面倒を見たり、夫婦で海を見に行ったりがっつり気分転換を図ることができました!
佐渡島旅行のあと長男に変化が?
佐渡島旅行のあとに、地元で小さなお祭りがあったのですが…なんと!一緒に旅行に行った同級生の子を自らLINEで一緒に行こうと誘っていたようです。
不登校以前から、友達を誘ってどこかへ遊びに行くなんてことは一度もなかったので…これには驚きました。
遅い時間まで遊んで帰って来た長男。嬉しそうでした。
その後、無理してるのではないかと様子を見ていましたが…落ち込んだりふさぎ込んだりと変わった様子は見られませんでした。
ただ、自主的に出かけることはこれ以降ほぼなくなったのが少し気がかりです。疲れただけかもな…。
夏の旅行を通して…不登校長男は学校が合わなかっただけだと確信
多分長男は友達や若い世代の大人と関わるのは本当に好きなのだと思います。人間不信になってるようなそぶりもありません。好きな友達とであれば出かけることも苦にならないようです。
おそらくこの子は親が積極的に外部とつなげようとしなくても、必要なときに必要な縁とめぐりあって、彼自身のタイミングで外の人と繋がっていくのでしょう。
長男の場合は不特定多数の生徒や先生がいる「学校」という箱が合わないだけのような気がします。
実は一学期の時点で、二学期に行く修学旅行は「行かない」選択をしたのですが…
この夏佐渡島旅行に行ったおかげで、修学旅行については親子ともども未練は全くなくなりました。
ちなみに、受験勉強や学校説明会はおろか宿題すら全く手をつけておりません。宿題に至っては私が渡してません。やらないとマズイと思ったら私に聞いてくるなりするはずですが聞いてくる事はありませんでした。
学校へ行っている次男と長女には、一度も「宿題やりなさい」と声をかけなかったのですが…8月後半になるとふたりともヒーヒー言いながら宿題を終わらせていましたw
夏休みが終わったあとどうなるかはわからないですが…変わらず穏やかに過ごせることを祈るばかりです。