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不登校中学生の進路選択における親の役割とは?

不登校中の中学生が進路選択をする際に、親の存在は非常に重要です。不登校中の中学生にとっては、学校に通うことができないという状況や、進路選択に関する不安やプレッシャーがあるかもしれません。

そこで、親がどのような役割を果たすべきなのかについて考えてみたいと思います。本記事では、不登校中の中学生の進路選択における親の役割について、具体的な方法や注意点をご紹介します。

親としてのサポートが、子供の進路選択を成功に導くためにどのように関わっていくべきか、一緒に考えていきましょう。

目次

不登校中の中学生の進路選択における親の役割とは

不登校中の中学生の進路選択において、親が果たすべき役割はさまざまです。以下では、具体的に親が果たすべき役割の種類について説明します。

子供とのコミュニケーションを取る

不登校中の中学生は、学校に通えないという状況や、進路選択に関する不安やプレッシャーがあるかもしれません。そのため、親が子供とコミュニケーションを取り、子供の気持ちや希望を理解することが重要です。子供が抱える悩みや問題を共有することで、子供は安心感を得ることができ、進路選択に前向きな姿勢を持つことができます。

管理人

思春期の子供とのコミュニケーションって本当難しいですよね。とくに思春期の子供は気持ちに波があるので、機嫌の悪い時は距離を置いて機嫌のいい時は話しかけてみる・・・の繰り返しと待つ忍耐力が必要です

情報収集や準備のサポートをする

不登校中の中学生は、学校に通えないため、進路選択に必要な情報や知識を得ることが難しい場合があります。

そのため、親が子供に代わって情報収集を行い、子供に必要な情報を提供することで、子供が自分自身で進路選択に向けて準備を進めることができます。

例えば、進路情報を調べたり、受験情報を集めたりすることが含まれます。今は不登校経験があっても入学できる全日制・通信制高校も多く存在します。「不登校だから行ける高校はない」と絶望することはありません。

自己決定力・自己肯定感を育む

進路選択は、子供が自らの人生を選ぶために非常に重要な決定です。そのため、子供が自己決定力を持ち、自信を持って進路を決めることができるよう、親が子供をサポートすることは重要です。

親が子供の意見や希望を尊重し、子供が自分自身で決定を下すことを支援することが含まれます。

親必見!不登校中学生とのコミュニケーションの取り方

不登校中の中学生の進路選択において、親が子供とのコミュニケーションを大切にすることは非常に重要です。子供の気持ちや希望を理解し、子供自身が進路を選ぶ上でのサポートをするためには、良好なコミュニケーションが欠かせません。

不登校中学生とのコミュニケーションの取り方1|聴く姿勢を持つ

子供が自分の気持ちや考えを話すときに、親は積極的に耳を傾ける姿勢を持つことが大切です。子供が何を言いたいのかを理解し、感情や意見を尊重することが必要です。

親自身が子供を否定するような態度を持つと、子供は話しにくくなってしまうかもしれません。子供の話に真摯に向き合い、信頼関係を築くことが大切です。

不登校中学生とのコミュニケーションの取り方2|非難や批判を避ける

子供が自分の進路について悩みや不安を話すときには、親が非難や批判を避けるように心掛けましょう。子供が自分の意見や希望を自由に話せる環境を作ることが重要です。

親が過度に意見を押し付けたり、子供を責めたりすると、子供は閉じこもってしまうかもしれません。子供の意見を尊重し、寛容な態度で接することが大切です。

不登校中学生とのコミュニケーションの取り方3|問いかけを活用する

親は、子供に対して問いかけを活用することで、子供自身が自分の進路について考え、自己啓発を促すことができます。オープンな問いかけをすることで、子供が自分の考えを整理し、自己肯定感を高めることができます。

例えば、「将来の夢は何かな?」「自分の強みや興味は何かな?」などの問いかけを通じて、子供自身が自分自身を知るきっかけを作ることができます。

不登校中学生の親ができるサポート2|目標の設定や進路調査の手伝い方

子供に進路の話をすると、子供が不機嫌になり会話が出来ないこともあるかもしれません。そんな場合は「まだその時期ではない」と飲み込んでひたすら待つことが重要です。

子供が行ける高校などを親が事前に調べておくことは確かに必要ですが、お互い無理して話をすることでもありません。

中学校生活が終わりに近づいて焦ってきたり、どうにかしなくてはと前向きになってきたタイミングで、進路の話を少しでも話せるような状況になったら以下の方法でサポートしていきましょう。

  1. まずは子供と話し合う
    子供が進路についてどのような考えを持っているかを知り、一緒に目標を設定します。
  2. 情報を収集する
    路に関する情報を収集し、子供と共有しましょう。インターネットや書籍、進路相談などを活用しましょう。高校のパンフレットなどを資料請求してもいいですね。
  3. 子供の興味や関心に合わせる
    子供が興味を持っている分野や、将来やりたいことに合わせた進路情報を前以て調べておくといいです。
  4. 子供が自分で考える時間を与える
    親が子供に代わって進路を決めるのではなく、子供が自分で考える時間も必要です。

以上のポイントに注意しながら、子供と一緒に目標を設定し、進路についての情報収集を行うことが大切です。親が子供の進路選択にサポートをすることで、子供自身が自分の進路を考え、選択する力を育てることができます。

不登校中学生の目標設定や進路調査の手伝い方

不登校中の中学生の進路選択には、親のサポートが欠かせません。目標の設定や進路調査において、親がどのように手伝えば良いのかを考えてみましょう。

  • 子供の希望や興味を尊重する:親は子供の希望や興味を尊重し、無理強いせずに自分自身で進路を考える機会を与えることが大切です。子供自身が興味を持つ分野や目標を見つけることが、進路選択の基盤となります。
  • 目標の具体化と計画の立て方を教える:親は子供と一緒に目標を具体化し、それを達成するための計画を立てる手助けをします。進路の選択や進学先の調査を通じて、子供が自分の目標を明確にし、実現に向けてステップを踏むことをサポートしましょう。
  • 情報収集のサポートをする:親は進路調査において情報収集のサポートをすることが重要です。学校や進学先のウェブサイト、進路相談などの情報を共に収集し、適切な情報を見極める手伝いをしましょう。
  • 選択肢を広げる助言をする:親は子供に対して、幅広い選択肢を考えるように促し、自分自身の可能性を広げる助言をすることが重要です。自分の興味や強みを活かせる進路選択をサポートしましょう。

不登校中学生の進路選定で親が陥りがちな失敗例

不登校中の中学生の進路選定において、親が陥りがちな失敗例を挙げてみましょう。親が無自覚に誤ったアプローチをしてしまうことで、子供の進路選定を妨げる可能性があります。

不登校中学生の進路選定で親が陥りがちな失敗1|強制的な進路指定

親が自分の理想や期待を子供に押し付け、強制的に特定の進路を指定するケースがあります。しかし、子供自身の意志や興味を無視して進路を決めると、子供の自己肯定感を傷つけるだけでなく、将来的なモチベーション低下を招く可能性があります。

不登校中学生の進路選定で親が陥りがちな失敗2|無関心な態度

逆に親が無関心な態度を持ち、子供の進路選定を放置するケースもあります。子供が自分で進路を考えることを尊重する一方で、完全に放置してしまうと、子供が十分な情報やサポートを得られず、適切な進路選定ができなくなる可能性があります。

不登校中学生の進路選定で親が陥りがちな失敗3|偏った情報に基づく判断

親が偏った情報や先入観に基づいて子供の進路選定を決定してしまうケースもあります。例えば、一部の人の成功体験に基づいて特定の進路を選択させるなど、客観的な情報を無視してしまうと、子供の個性や適性に合わない進路を選択してしまう可能性があります。

不登校中学生の進路選定で親が陥りがちな失敗4|子供を過度にプレッシャーをかける

親が子供に対して過度のプレッシャーや期待をかけるケースがあります。進路選定は将来に関わる重要な選択であり、親の期待に応えようとするあまり、子供が本当に自分自身の進路を考える余裕を奪ってしまう可能性があります。

不登校中学生の進路選定で親が陥りがちな失敗5|子供を過保護にする

不登校中の中学生には、親が過保護になるケースもあります。親が子供を守ろうとしすぎて、自分自身で進路を考える機会を奪ってしまう可能性があります。子供が自分自身で経験を積み、失敗から学ぶことも必要なこと。子供を守るだけでなく、成長を促すことも忘れずに行動することが大切です。

不登校という経験は親子にとっていつか人生の財産となる!

どんな進路にも長所と短所がありますが、子供の興味や能力を大切に考え、未来に向けた計画を立てましょう。

親が子供を信じ、サポートすることが子供の進路選定において重要です。子供自身が進むべき道を見つけ、自己成長をするために、親が温かなサポートを提供することで、子供は自信を持って将来を切り拓いていけるでしょう。

皆さんの子供たちの進路選定が素晴らしい結果となることを心から願っています。

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この記事を書いた人

東京都在住。年子3人(高1、中3、中2)の母。現在高校生の長男が中2の秋から突然完全不登校→定時制高校へ進学。中3次男も不登校になったものの再登校開始。世の中常識の反対側を行く育児で心を回復させることを決め現在実行中。競馬と猫が大好き。

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