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管理人のプロフィール

こんにちは。「ひきこの杜」管理人のひきこです。

この度は、当ブログ及び管理人に興味を持ってくださり、ありがとうございます。

このブログは、元不登校だった年子の息子をもつ子育てに日々悩み続けている主婦がひとりで細々と運営している個人ブログです。

自己紹介&ひきこの杜を立ち上げたきっかけ

私は40台前半の会社員で東京在住、サラリーマン夫と3人の子供、猫2匹と暮らすどこにでも居そうな平凡な主婦です。仕事はとある会社で一般事務をする傍ら、副業WEBライターとしても活動しています。

子供は2008年6月生まれの長男、2009年11月生まれの次男、2011年3月生まれの長女の3人兄弟。年子で年齢が近いせいか、三つ子ちゃんのような感じ。でも比較的兄弟仲は良いように思います。

ひきこの杜を立ち上げたきっかけは、ずばり!当時中学生だった長男が不登校になったこと。不登校&反抗期を迎えている子供との接し方に悩み、長男の将来のことを考えると悲観するしかない毎日でした。

不登校になってからしばらくは我が子が不登校になったという現実を受け入れられずにいました。夫も私も学校に行かない選択をした長男にどう接していいのかわからず、コミュニケーションがうまく取れず長男が心を閉ざしてしまう日もたくさんありました。

インターネットや図書館で書籍を借りて、不登校や通信制高校について調べたりする日々が続くなか、私と同じように子供が不登校になり悩んでいる人がたくさんいることを知りました。

私が今調べていることや、実践していることって、知識や経験として誰かの役に立つのではないか。長男のプライバシーには十分配慮しつつ少しずつ自分のペースで発信していくことを決めました。

長男の不登校&激務が重なり自律神経失調症に

当時の私は某士業の事務所で正社員として忙しく働いていました。月末がとくに忙しく第3週目以降は長時間残業が当たり前。

子供がある程度大きくなり手がかからなくなったし、これから子供たちが高校や大学へ進学することを考えると今のうちから少しでも多くお金を稼いでおきたいと思い、夫や子供に家事を手伝ってもらいつつなんとかやっていました。家族も応援してくれていました。

そんな忙しい毎日のなか、長男が不登校に。当時の私は学校や担任の先生への対応に追われ、長男の接し方にも悩んでいました。

長男は勉強はそこそこ出来て、性格的にはおとなしいタイプです。不登校になった原因を聞いても「理由はわからないけれど行きたくない」の一点張りで、先生やクラスメイト、友達が原因ではないとのことでした。

不登校&思春期の子供への接し方は本当に難しく、時には喧嘩したり一週間口を聞かなかったりということもありました。長男が部屋に籠ってスマホゲームばかりするようになってしまったときは、「自分は親としてなんて無能なんだろう・・・自分なんて死ねばいいのに」とよく思いました。

子供とコミュニケーションを取れない辛さと仕事での激務とプレッシャーが重なり、長男が不登校になり3か月くらい経ったある日、不安と緊張状態が続き膝から下がしびれたような感覚になり、力が入りにくくなる症状に悩まされました。

精神科へ行ってみると自律神経失調症とのことで、自律神経失調製剤と抗うつ剤を処方されました。

職場の人間関係は良好でしたが、責任の重い仕事と長時間労働も私にとっては多大なストレスになっていたことを知り、転職を決意しました。

幸いにもすぐに転職先が決まり、激務から解放されました。給料をはじめとした待遇もよくなったうえに長時間労働や責任の重い仕事をひとりでやるようなこともほぼなくなり、少しずつですが症状はよくなってきています。

長男の不登校が解決するまでは、長男が自分で決めた道を進むまで不安は残るし完治はしないのかもしれませんが、マイペースに前に進んでいけたらいいなと思ってます。

2023年3月・激務だった私と不登校長男の近況

不登校になる原因や理由は人それぞれで親子の状況も様々ですが、私の体験談も見知らぬ誰かの役に立つのではないかと思ったので、不定期に更新したいと思います。

当時、前の職場にまだ在籍していた私。仕事が想像以上に激務で家事もほぼ夫と子供に任せていました。家に帰るのは夜9時~10時くらいで、家に帰ってもお風呂入って寝るだけで、子供とのコミュニケーションはあまり取れませんでした。

長男へお昼ご飯を作ってあげることもままならない状況。そこで、長男へ自分でお昼ご飯を作るよう打診してみたところ、かんたんな料理を作るようになりました。

失敗してもいいし家にある食材なら好きに使ってもいいと話したところ、最初はうまく作れなかったりしたようだが思いのほか料理が楽しいと言っていました。

料理を通じて、ほんの少しだけコミュニケーションを取るように。ただ、将来や進路の話とかそういう話題を少しでも出すとムッとした表情になり部屋にこもりきりになり、何を言っても出てこなくなることもありました。

そのたびに私も精神的にしんどくなることが数回ありました。進路や将来の話をし出すのは大体夫なので、夫には「進路や将来の話はまだ長男には早すぎるし、私も精神的におかしくなるからやめてほしい」と打診し、将来の話はタブーな感じになりました。

自律神経失調症の影響で膝に力が入らないのに、無理して出社していたところ膝に激痛が走るように。激痛が走って初めて病院に行き、薬をもらいました。

薬を飲んでもその場しのぎと言った感じだったが、3月はその場しのぎであってもどうにかするしかありませんでした。幸いにも私は抗うつ剤が効く体質だったので、抗うつ剤を飲むと気分がグッと楽に。そのおかげで転職活動もこっそりでき、無事に転職先も決まりました。

※追記 2023年5月現在・私と長男の近況

5月から、長男は自治体が運営するフリースクールに通いはじめました。週5日開いているけれど、長男の強い希望で週3だけ通うことに。

実は3月も週3でフリースクールに通っていましたが、フリースクールの場所が移転するに伴い4月はフリースクールが実施されませんでした。しかし5月から移転先でようやく本格的にスタートすることになり、ホッとしています。

フリースクールが実施されず1か月家にいる生活に戻り、気持ちの波が少し多くなった長男にこちらも振り回されつつ気を遣いつつも、少しずつ会話が増えてきた感じがします。

何気ない会話のなかから「本当は将来に対して強い不安を感じてる」「こんな風に家でのんびり過ごしていると、定年後のおじいちゃんみたいだなって自分でも思う」と自分の心の中の不安や葛藤も出てくるように。

私だけじゃなく、家族の協力もあり少しずついい方向へ進んでいってる感じです。とくに妹である長女には助けられた・・。長女は長男の好きなゲームやアニメに対して興味を示したり、歯に衣を着せぬ物言いで接してくれるのでそれがかえっていい方向に向かったのかなとも思いました。

まだ、長男と将来の話や進路の話題はできていない状況ですが、本人が一番悩んでいると思うので、フリースクールの先生方にも力を借りつつ話せるときになったときを待って、そのうえで話せればいいかなという感じです。

でも、長男がいざ進路について考えたときに困らぬよう、こちらも通信制や定時制高校をはじめ情報収集に勤めていきます!

↓これ以降の近況報告は以下のカテゴリにまとめています↓

不登校は親子で成長する大きなチャンス

長男が不登校になってから、私の生活は一変しました。長男が学校に行けなくなったことで私は悩み・苦しむ日々が続きました。精神的にも病むようになりました。

それでも、長男が不登校になったことで分かったことや気づいたこともたくさんありました。現行の学校制度が今の子供たちや教職員にとって時代錯誤で過酷な状況であること、その結果不登校を「選択」する生徒が24万人を超えていること。

不登校によって悩み苦しみ、追い詰められている親子がたくさんいて、国や自治体などが対応がしきれていないこと。小学校から中学校、高校、大学へ行くのが当たり前とされてきたけれど、時代が変化していく中でその「当たり前」に疑問を抱く子供が増えてきたということ・・・。これらは長男が不登校にならなければわからなかったことです。

道半ばではありますが、当の長男も自分を見つめなおすいい機会になっていると思います。無理して学校へ通い、よくわからず進学しても本人が心から納得しなければ、本人のやる気がなければどんなに時間とお金をかけても無意味になる気がします。

このブログを読んで「子供の不登校で悩んでいるのは自分だけではないんだ」「子供といっしょにマイペースに進んでいけばいいんだ」と思っていただけたなら幸いです。

2023年4月某日 ひきこ