通信制高校への進学を検討している人の中には、大原学園美空高等学校が気になっている人もいるのではないでしょうか。
ここでは、大原学園美空高等学校の偏差値や口コミ、学費など気になる情報をわかりやすくまとめました。
通信制高校選びの参考にしていただければ幸いです。
| ＼ 高校選びで失敗しないために情報を集めよう ／ 通信制高校はさまざまなタイプの高校があり、どの高校がいいのかわからなくなってしまうもの。 情報収集を怠り子供に合わない高校へ進学した場合、学習やスクーリングが続かず再び不登校になったり退学することもあります。ただでこそ高い学費をドブに捨ててしまうことにもなりかねません。 自分に合った学校を見つけるためには、複数の学校の資料を比較したうえで見学や個別相談することが必要不可欠。通信制高校の資料請求サービスを使うことで、複数の学校の情報を一度に手に入れることでサービスやサポートの違いや特徴を比較することができます。 |
大原学園美空高等学校とはどんな学校？不登校でも通える？
大原学園美空高等学校は、東京都にある広域生通信制高校です。２０２４年４月に大原学園高等学校から名前が「大原学園美空高等学校」に変更となりました。
広域通信制高校ではありますが日本全国どこに住んでいても通えるわけではありません。東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県に在住している人のみが入学可能です。
これは通学コース、ネットコースであっても同じです。
特に週5コースでは進学クラスや公務員クラス、IT、声優クラスなど進学や就職に役立つ６つの専攻コースがあり、やりたいことを無理なく学べる環境が充実しています。
週3コース、週1コース、オンラインコースには専攻クラスはなく、どのコースでも3年間で高校卒業に必要な単位を取得するためのカリキュラムが組まれています。
オンラインコースは年10日程度の登校日（スクーリングと定期試験）があります。
また、オンラインコース以外の生徒は制服や体操着を着用する必要があります。オンラインコースの生徒に関しては制服着用は任意ですが、スクーリング時には授業を受けるにふさわしい私服を着用しなくてはなりません。
大原学園美空高等学校の偏差値は？入試の情報について
大原学園美空高等学校は、入学試験に学力考査がないため偏差値はありません。とくに一般入試に関しては内申点や学力を気にせずとも入試を受けることができます。通学コースの場合、入学後にクラス分けのためのテストが行われるとのこと。
入試はA推薦入試、B推薦入試、一般入試（単願入試）、一般入試（併願入試）、一般入試の五種類があり定員は各入試ともに60名です。それぞれ受験資格や選抜方法などが異なりますので注意しましょう。
また、一般入試以外の試験を受ける場合は事前に、大原学園美空高等学校の教員と在籍中学校の教員との事前相談が必要です。入試相談制度のない県や中学校の生徒に関しては保護者と受験生の個別面談が必要となります。
下記にそれぞれの入試の特徴を表にまとめました
| 入試の種類 | 受験資格 | 選抜方法 | 受験の時期 |
|---|---|---|---|
| A推薦入試 | 来春中学卒業見込みの者で大原学園美空高等学校が第一志望の者 | 書類審査・面接 | 年1回（1月下旬） |
| B推薦（併願）入試 | 来春中学卒業見込みの者、千葉県・埼玉県・群馬県・栃木県・茨城県・山梨県内の中学校に在籍している者 | 書類審査・面接 | 年1回（1月下旬） |
| 一般試験（単願優遇） | 来春中学卒業見込みの者、大原学園美空高等学校が第一志望の者 | 書類審査・面接 | 年1回（2月上旬） |
| 一般試験（併願優遇） | 来春中学卒業見込みの者 | 書類審査・作文（600～800文字）面接 | 年1回（2月上旬） |
| 一般入試 | 来春中学卒業見込みの者、中学既卒者 | 書類審査・作文（600～800文字）面接 | 一時期間を除いて随時 |
大原学園美空高等学校の学費
大原学園美空高等学校の学費は、他の通信制高校に比べると全体的に高めです。そのため入学前にまとまったお金を用意する必要があります。
特に週5・週3コースに関しては、国の就学支援金制度が適応されない入学金が20万円、15万円と高額です。週1コース、オンラインコースも入学金は5万円（平均は約3万円前後）と高めに設定されています。
学校が独自に行っている特待生制度はあり、中学校での成績優秀者や資格取得者は授業料や入学金が免除になるともあります。
各コースの学費に関しては以下の表のとおりです。
| 週５コース | 週３コース | 週１コース | オンラインコース | |
|---|---|---|---|---|
| 受験料 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 | 20,000円 |
| 入学金（入学時のみ） | 200,000円 | 150,000円 | 50,000円 | 50,000円 |
| 授業料（年額・国の就学支援金制度対象） | 400,000円 | 350,000円 | 10,000円×単位数 | 10,000円×単位数 |
| 施設費（年額） | 100,000円 | 72,000円 | 20,000円 | 4,000円 |
その他各コースともに制服代、体育着代、教科書代が別途かかります。
大原学園美空高等学校の口コミ・評判
口コミをインターネット上で調べてみたところ、前身の大原学園高等学校に通う生徒の口コミをいくつか見つけることができました。
良い口コミとしては、以下のようなコメントが見受けられました
- 資格の専門学校からできた通信制高校ということもあり、先生の教え方がわかりやすいし親身になってくれる
- 系列の専門学校へ進学する場合は入学金も免除になる
- 校舎がきれい。体育館などは専門学校の設備を使わせてくれる
一方ネガティブな口コミとしては
- 通信制高校のなかでは校則が厳しい。スマホは昼休みしか使えない。
- 休み時間に外出ができないうえに校舎内に売店などもないためランチを用意し忘れたら厳しい
- コースを変えない限りはクラス替えが基本的にないので、合わない先生が担任になると辛い
というものがありました。
一度見学や文化祭などで学校の雰囲気を見てみることを推奨しますという声もありましたので、口コミを過信せず実際に高校に行って自身がどう感じるか？自分に合いそうか？で決めたほうがよさそうです。
大原学園美空高等学校は通学ありきな学生生活を送りたい人におすすめ
大原学園美空高等学校はオンラインコース以外のコースは制服着用が定められており、校則も全日制高校なみに厳しい印象ですが、逆に言えば全日制高校のような学校生活を送りたい人向きの学校とも言えます。
週３、週１コースもあるので無理せず自分のペースで通学してみたい人にもおすすめです。
大学進学希望の人や将来的に公務員試験合格を目指している人はもちろん、声優やゲーマーなど好きなことを専門学校などに入る前に学んでみたい人にも適しています。
大原学園美空高等学校が自分に合っているかどうかを確かめるために、ぜひ資料請求や個別相談などを利用してみてくださいね。
