通信制高校への入学を検討している人のなかには、日本航空高等学校の通信制課程が気になっている人や、自分に合っているのかわからない!実際のところどんな学校なの?と疑問に思っている人もいるのではないでしょうか。
本記事では、日本航空高等学校・通信制課程の評判や学費、スクーリング内容、多彩なコースの特徴を詳しく解説し、入学を検討している方に役立つ情報をお届けします。
\ 高校選びで失敗しないために情報を集めよう / 通信制高校はさまざまなタイプの高校があり、どの高校がいいのかわからなくなってしまうもの。 情報収集を怠り子供に合わない高校へ進学した場合、学習やスクーリングが続かず再び不登校になったり退学することもあります。ただでこそ高い学費をドブに捨ててしまうことにもなりかねません。 自分に合った学校を見つけるためには、複数の学校の資料を比較したうえで見学や個別相談することが必要不可欠。通信制高校の資料請求サービスを使うことで、複数の学校の情報を一度に手に入れることでサービスやサポートの違いや特徴を比較することができます。 |
日本航空高等学校・通信制課程とは?
日本航空高等学校の通信制課程は、山梨県甲斐市に本校がある広域制の通信制高校です。山梨県のほかに、東京、北海道、大阪にもキャンパスがあります。
日本の通信制高校としては珍しく外国籍や外国在住の人でも入学が可能な学校です。(登校するキャンパス及びスクーリングは日本)
通学は自分のライフスタイルに合わせて週に1度キャンパスに通い定期試験を受ける「週1スタイル」または最低限のスクーリング(年6日程度)にプラスして定期試験(年2回)のみで基本的には自宅で学習を進めレポートを提出する「オンラインスタイル」のどちらかを選べます。
通信制課程では「普通科」「航空科」「メタバース工学科」の3つの科から1つを選び、それぞれに応じた専門的な学びを深められます。その上で、コースは「スポーツ芸術」「スタンダード」「グローバル」の3つから選択する仕組みです。
これにより、学科とコースの組み合わせで自分の目標や興味に応じた学びが可能です。たとえば、航空科を選びグローバルコースに進むことで、航空業界で必要な語学力や国際的なスキルを身につけられるなど、非常に多彩な選択肢が魅力です。
スクーリングでは専門実習や交流の場が提供される一方で、自宅学習では自分のペースで学びを進められるため、仕事や家庭との両立もしやすい環境です。
また、日本航空高等学校は多くのサポート校と提携しており、サポート校を利用することによりさらに自分自身のやりたいことの知識を深めることができます。
日本航空高等学校・通信制課程の科目について
日本航空高等学校に入学した生徒は、まず「普通科」「航空科」「メタバース工学科」の3つの科から、自分が受けたい科を選びます。
以下に各学科の特徴をかんたんにまとめました。
普通科
日本航空高等学校通信制課程の普通科は、進学や就職を目指すための総合的な学びを提供しています。
他言語の習得や資格取得を目指すグローバル教育に加え、課題発見力・解決力を養うスポーツ芸術教育など、多彩な学びの機会が特徴です。
また、自主性を重視した教育により、多様性あふれる現代社会で活躍するための力を育成します。
柔軟な学習環境と充実した教育プログラムで進路の幅を広げるとともに新たなステージへの一歩を支えます。
航空科
90年の航空教育の歴史を生かした独自の教科書を用いて、航空の基本知識を学ぶ科です。
夏の集中スクーリング時に併設校での実地学習や航空従事者との対談を通じて、職業への理解を深め、航空をより身近に感じられるカリキュラムが特徴です。
主体的な学習環境のもと、将来リーダーシップを発揮できる人材の育成を目指しています。航空業界への第一歩を踏み出すのに最適な教育内容を提供しています。
メタバース工学科
最新ITテクノロジーを学び、次世代のデジタル社会に対応するスキルを身につける学科です。
FORTNITE、Cluster、Spatial、VRChat、Vket Cloudなどの国内外のメタバースプラットフォームを活用し、仮想空間での技術習得を実践的に行います。将来のIT業界で活躍できる力を養う、革新的な教育プログラムを提供しています。
日本航空高等学校・通信制課程のコースについて
「普通科」「航空科」「メタバース工学科」から好きな学科を選ぶのにくわえ、「スタンダード」「グローバル」「スポーツ芸術」コースを選ぶことができます。
クラス全員右へ倣えという教育ではなく、学科とコースを組み合わせることで、自分の興味のある分野ややりたいことへの知識を深められるのが特徴です。
スタンダード
スタンダードコースは、年間10日間程度(試験含む)から毎日の登校まで、自分に合った登校スタイルを自由に選べる柔軟な学習環境が特徴です。
高校卒業資格の取得を目指し、生徒一人ひとりに寄り添った学習支援を行いながら、進学や就職など多彩な進路実現をサポートします。
また、英語検定・漢字検定・数学検定に加え、他校では珍しい航空検定などの資格取得支援も充実。自分のペースで学びながら、将来に役立つスキルを磨けます。
グローバル
グローバルコースでは、実践的な英語力の定着を重視し、TOEFLやTOEICなどの受験対策を含む語学教育を提供します。
さらに、期間や場所を自由に選べる多彩な語学留学プログラムを通じて、海外の文化に触れる機会も豊富です。これにより、国際的な視野を広げるとともに、自国の文化への誇りを育みます。国際化・多様化する社会に貢献できる「真のグローバル人材」を目指した教育を実践しています。
スポーツ芸術
スポーツ芸術コースでは、スポーツや芸術活動にアクティブラーニングを取り入れ、人間力や国際性を培う実践的な教育を行っています。
さらに、世界最大の国際教育機関EFと提携し、海外遠征プログラムを用意。ニューヨークキャンパスでは寮生活を送りながら語学授業やスポーツ交流に参加し、語学留学・スポーツ留学・芸術留学を一度に体験できます。
教室を飛び出した多彩な学びの場で、幅広い視野と実践力を身につけられるコースです。
日本航空高等学校・通信制課程のスクーリングはどんな感じなの?
週1日~の登校スタイルを選ばなかった人は、年10日間程度(試験含む)行われるスクーリングで高校卒業に必要な単位を取得することができます。
スクーリングは、前期・後期に2期に分けて行われます。スクーリングのあとには定期テストがそれぞれ行われます。泊りがけの合宿形式のスクーリングではなく基本的には最寄りのキャンパスに通います。
スクーリングの時間割例を見つけることができましたので、ぜひ参考にご覧ください。
時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
9:30~10:15 | LHR | 英語コミュニケーションⅠA | 現代の国語A | 試験 | 試験 |
10:25~11:10 | 数学ⅠA | 数学ⅠA | 科学と人間生活A | 試験 | 試験 |
11:20~12:05 | 英語コミュニケーションⅠA | 総合的な探求の時間AⅠ | 体育ⅠA | 試験 | 試験 |
12:05~13:00 | 昼 食 | ||||
---|---|---|---|---|---|
13:00~13:45 | 論理・表現ⅠA | 言語文化A | 体育ⅠA | 試験 | 特別活動 |
13:55~14:40 | 科学と人間生活A | 歴史総合A | 体育ⅠA | 試験 | 特別活動 |
14:50~15:35 | 保健A | 論理・表現ⅠA | 体育ⅠA | 試験 | 特別活動 |
引用:日本航空高等学校・通信制課程公式サイト
※航空科のみ、夏に北海道にある併設大学校で実習授業(集中スクーリング)が行われます
日本航空高等学校・通信制課程の偏差値は?入試についても解説!
日本航空高等学校・通信制課程では、一般的な高校と異なり偏差値を重視した入学基準は設けられていません。したがって、基準となる偏差値はありません。
入試では、書類審査や面接を通じて、学ぶ意欲や目標を持っているかが重視されます。不登校で学校に通うことができなかった人やスポーツや仕事、芸能等に専念している人、外国籍や外国在住の人など…柔軟な基準で多様な生徒を受け入れる方針です。
なお、受験料は1万円で私立の通信制高校としては安価に設定されています。
日本航空高等学校・通信制課程の学費はどれくらいかかる?
日本航空高等学校・通信制課程の学費は、他の私立通信制高校に比べ入学金こそ高めではありますが、授業料などその他の学費は平均的な金額と言ったところ。
以下に、初年度一年間にかかる学費をまとめてみました。
入学検定料 | 10,000円 ※入学初年度のみ |
入学金 | 50,000円 ※入学初年度のみ |
教育充実費 | 50,000円(毎年度) |
システム料 | 5,000円(毎年度) |
事務所経費 | 2,000円(毎年度) |
授業料(単位料) | 250,000円 ※1単位 10,000円(25単位履修の場合)国の就学支援金制度対象 |
初年度費合計 | 367,000円 |
※価格はすべて税込です
日本航空高等学校・通信制課程の口コミ・評判
日本航空高等学校・通信制課程の口コミ・評判をインターネット上で探してみたところ、以下のような口コミを見つけることができました。
口コミからどのような雰囲気の学校なのか読み取れる部分もあるので、ぜひ参考にご覧ください。
日本航空高等学校・通信制課程はこんな人におすすめ!
日本航空高等学校・通信制課程は、航空業界を目指す人はもちろんのこと自分のペースで学び高卒資格を取得したい人にぴったりの学校です。
仕事や趣味、自分のやりたいことと両立しながら高校卒業資格が取得できます。スクーリングも必要最小限に抑えることも可能で、学校への定期的な通学が難しい人でも通いやすい環境であると言えます。
とはいえ、学校の雰囲気などは実際に行ってみたり学校関係者と話してみないとわからないもの。自分に合っているかどうかを見極めるためにも、まずは資料請求や学校説明会に参加し、さらなる情報を集めてみるといいでしょう。