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【不登校を乗り越える】どん底だった私を最初に救ってくれたウマ娘

2022年の11月に突然完全不登校となった長男。

不登校になったばかりのころは「無理して行かなくていいからね」「学校が全てじゃないからね」などと言っていても、心の中は将来への不安や心配でいっぱい。長男もそうだったと思いますが私も精神を病みました。

そんなとき、私の心を軽くしてくれたのが、アニメ「ウマ娘」でした。ウマ娘がきっかけで趣味が増え視野が広くなり、自分の心を穏やかに保てるようになりました。

「ウマ娘」にはまったことで、子供たちへの心配や悩みを一時的にでも逸らすことの重要性を実感しました。

管理人ひきこ

ウマ娘との出会いが無ければ…きっと、ずっと子供の事ばかり考えてヒステリーを起こすヒステリーばばあになっていただっただろうな

そんなわけでここでは、私がウマ娘にはまった経緯や分かったこと&気づいたことをつらつら書いていこうと思います。

目次

正月休みに偶然アニメを見たことがきっかけ

前職で激務のなかようやく迎えた正月休み。心身ともに私は何もする気がなくグッタリしてました。

大晦日に義父母と義兄に会いにいったのですが、そこで義父に理不尽に怒鳴られた出来事があり…私のメンタルはどん底に

※義父に怒鳴られた事件?はこちらの記事に記載してあります↓

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どうにか気分を少しでも上げたい…と思ってアマプラのアプリをテレビ画面で見ていたら…偶然アニメウマ娘のシーズン1のサムネイルが目に入りました。

管理人ひきこ

ウマ娘ねぇ…生粋の競馬ヲタからすると競走馬を萌えキャラにするなんて邪道中の邪道!まあでもヒマだし1話くらい見てみるか、つまんなかったら消せばいいし

くらいの軽い気持ちで視聴したのですが…ストーリーが史実のお馬さんを元にしっかり作りこまれていて大変面白く、結局シーズン1だけでは飽き足らずシーズン2まで一気に見てしまいました。

ウマ娘たちの元ネタを大事にしているところに共感を持てた

アニメのウマ娘、シーズン1はスペちゃんことスペシャルウィークというウマ娘が主人公なのですが

スペちゃんの「おかあちゃん」が本当の母親ではない(産みの母親ではない)と語るシーンを見て

管理人ひきこ

はっ!確か実際のお馬さんのスペシャルウィークも、生後すぐ母親が死んで乳母に育てられたはず!

と、私の中で死んでいた競馬ヲタ魂が一瞬で蘇りました。

スペシャルウィークはリアルタイムで見ていた競走馬ではありませんでしたが、若い頃に「20世紀の名馬」シリーズのDVDを見ていたので知識だけはありました。

この他にも競馬ヲタ魂の琴線に触れる場面が何度もあり、個性豊かなウマ娘たちの虜になってしまいましたw

スマホゲームも面白く、割とガチめに育成しているかと思いますwちなみに私の推しキャラはツインターボです!

ウマ娘を機に競馬観戦を再開

この頃、心を病んでいたこともあり競馬はG1レースだけをチラ見するだけで、興味も関心も持てなくなってしまっていたのですが

ウマ娘を通して、史実馬のことを思い出したり…自分が独身時代に応援していた馬や一口馬主で出資していた馬たちのことを思い出したり。

夏休みや冬休みのたびに、出資馬や種牡馬、かわいい仔馬に会いに行っては心癒されていた楽しい思い出がよみがえってくるのを感じました。

そこから、回数は多くないですが競馬場へ行って観戦したり、テレビ中継やYouTube配信もよく見るようになりました。

出資していたお馬さんの子供たちや孫たちがみんな地方競馬に所属していることもあり、最近は地方競馬のほうがよく見ている気がします。

一生懸命に走るお馬さんたちを見ていると、嫌なことも忘れてワクワクしてしまいます!パドックで歩く姿を見るのも好きです!

ナイスネイチャ&元出資馬の行方を知り引退馬に関心を持つ

上の写真は、私が一口馬主で出資していたアロマキャンドル号の勝利レース写真。ikze若い!

史実でもウマ娘でも超人気者の、ナイスネイチャ号。ナイスネイチャ号をはじめ多くの引退競走馬が老後暮らしていくためのお金を引退馬協会がクラファンで募っていたのですが…

なんと、2021年に目標金額300万円と設定していたところ…ウマ娘人気のおかげで3,500万円以上の寄付が集まったことが話題になっていました↓

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ゲームやアニメの効果って本当に大きいんだなと感心しつつ、私もナイスネイチャのバースデードネーションで引退馬に支援出来ることを始めて知りました。

私は自分の元出資馬が、毎年どの種牡馬と種付したのか?受胎したのか?子供は無事生まれたのか?をチェックしていたのですが…ここ2年くらいチェックしないでいました。

競馬観戦を改めて再開した私は、自分の出資馬たちをチェック…すると1頭は2021年10月転売不明。もう1頭は2021年1月に死亡と記載がありました。

死亡&行方不明になってすぐは、この記載がされない場合もあります…こうなると、メディアなどで発表されなければ私たちのような一般人は引退馬がどうなったのか知る術はありません。

繁殖牝馬になれたとしても幸せな余生を過ごせるわけではない。子供を産むだけ産まされて、用済みになったら処分されてしまう現実。

かと言って、お馬さん一頭を生かしておくためには多額の費用と手間がかかります。生産牧場も家族経営の零細企業がほとんどで、全ての馬を寿命までけい養していたら生活が立ち行かなくなります。

独身時代、生産牧場もさんざん見学していた私にはけい養していた繁殖牝馬や種牡馬を転売する競走馬の生産者を頭ごなしに責めることはできません。

重賞・G1を勝った馬ですら行方不明になってる馬がいるのが現実です。レディパステルとか、オサイチジョージ、ファーディナンドあたりが行方不明馬だと有名ですよね。

馬は人間のために、人間に喜んでもらうために命がけで走ったり子供を産んでいるのに…私は彼女らに何にもしてあげられなかったことにショックを受けました。現役時代はたくさん勇気をもらっていたというのに。

全ての馬は無理でも…引退したお馬さんが1頭でもナイスネイチャさんのように余生をおだやかに過ごせるようになってほしいと思い

とある引退馬への寄付をすることを決意。実際に寄付をしてみたところ馬主さんから長文の手紙を頂きました。

年老いた病気のお馬さんの面倒を見ることの大変さ、ここではとても書けない病気や老齢で働けなくなったお馬さんが辿る過酷な現実を知りました。

追記:この夏はじめて、支援しているお馬さんに長女と会いにいきました♪とても可愛くて癒されました~

ウマ娘→競馬観戦→引退馬支援は子供への意識を逸らす大事な趣味になった

話を戻しますが、不登校の子がいると、不安や心配で心が支配されてしまうことが多くなります。

余計に不安や心配をすると子供にも自分にも悪影響なのは頭で分かっていても、不安や心配を完全になくすことはできません。

そんな不安定な日々を送るなかで、ウマ娘は私に子供以外のことを考える時間をくれました。

ウマ娘のゲームアプリをはじめたことで「ママもスマホゲーとかガッツリやるんだね!」と、子供たちも少し親しみを持ってくれるようになりました。

(それまではスマホゲームをすることはほとんどなかったので…たまにツムツムやるくらい?)

その後少しずつ、時間をかけて、競馬観戦→引退馬支援と行動できるようになってきました。

子供たちにはどう影響しているかはまだわかりませんが、私が趣味に勤しんでいることで悪影響になったことは今のところありません。

不登校の初期段階で、親である私が自分の好きな事に気づくタイミングがあったのはラッキーでした。

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この記事を書いた人

東京都在住。年子3人(高1、中3、中2)の母。現在高校生の長男が中2の秋から突然完全不登校→定時制高校へ進学。中3次男も不登校になったものの再登校開始。世の中常識の反対側を行く育児で心を回復させることを決め現在実行中。競馬と猫が大好き。

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