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【不登校を乗り越える】不登校中の子育て方針※ひきこver

不登校中の子供を見守り続けていると、いろいろな情報が飛び交っていて子供への接し方に迷いますよね。

接し方に迷いながら接するなかで思ったことを、SNSなどでつぶやくと様々な意見をもらう事があり混乱することもあります。

不登校中学生の子を見守り続けておよそ1年になりますが…情報が多いからこそ、親の信念というか自分軸を強く持っておくことが本当に重要なことだと感じています。

自分軸がないと、不登校ビジネスや宗教に付け込まれたり、他人の意見にいちいち反応して落ち込みすぎて逆に子供たちに悪影響を及ぼしてしまうことも。

見守り方は人それぞれ違うかと思いますが、今回は私の自分軸ともいえる部分…つまり不登校中の子供の見守りについての方針や考え方について書いていきたいと思います。

ここで言う自分軸というのは「誰に何を言われても私は子供を信じて見守る!」という気持ちのことだと思ってください。

目次

とにかくいい子を演じさせないことを最優先

今年7月に長男にいい子を演じさせてしまい学校に行かせてしまった失敗を踏まえ、不登校の子にはいい子を演じさせないようにすることをとにかく心がけました。

学校に行かなくても、勉強しなくても、進学しなくても、ゲームや動画ばかり見ていても、風呂に入らなくても(他多数)全然OKだしいつも大好きだよと話しかけました。これは不登校の長男だけでなく次男、長女にもです。

我が家は不登校以前から成績が悪かったらスマホ取り上げるとか、成績がよかったら何かプレゼントするとかそのような「条件付きの愛情表現」は全くやりませんでした。そんな我が家でも3人とも良い子を演じる節があります。

ちなみに良い子を演じているときの発言というのは

学校に行くよ

ゲーム動画配信で稼げるようになるよ

高校進学するよ

勉強を頑張るよ

など…その場しのぎで言ってしまう感じの言葉です。本心ではないけどコレさえ言っておけば親は喜ぶ、親は安心するだろう…みたいな。

そんな良い子を演じた発言を子供がしてきたときは

「学校は行かなくていいし、進学も不要、勉強もやらんでいい」
「ゲームで稼ぐとか思わないでいい。稼げなくてもいいから楽しく過ごして」

と反論します。学校や勉強、就労しなければ家には居られないという思いがあるうちは心は回復しないと思っているので…

どんな状態の貴方でも大好き。家でのんびりリラックスして好きなことしててほしい。無条件に愛された記憶があれば大人になって困難に押しつぶされそうになっても乗り越えられるようになると私は信じています。

学校や勉強を完全に手放す&拒否する

実は長男が不登校になった理由は分かりません。本人にも分からないとのこと。行きたいけど行けないみたいなことを話していました。

イジメや教師の暴言、友人トラブルなどは全くなかったと話してました。多分その通りなのでしょう。

しかし、学校での嫌な体験(小さなことであっても)が積み重なって学校へ行かなくなったことは明らか。もしかしたら小学生時代からそれは積み重なっているのかもしれません。

そのため学校はもちろんのこと、学校を連想させる勉強も、適室に行かなくなった今現在完全に手放し&私が拒否しています。

なんらかの理由で学校がイヤになり行けなくなってるのに…将来困るからと勉強をさせたり、高校進学を機に学校に戻すって考え方には私は全く同意できません。

かと言って、不登校の子に勉強や進学を促しているご家庭に文句や提言をすることは一切いたしません。自分以外の人の意見や思いだって尊重されるべきだと思うからです。

この辺の勉強や進学に対する考え方は、私の場合かなり極端なので参考程度に読んで下さい!アドバイス不要です

本当に復学や勉強再開を考えているなら、私に黙って勝手に進めるだろうし…私ではなく一家の大黒柱である夫に相談しながら行動するとか、何かしらの行動をすると思っているからです。

正直、長男は勉強は結構できたほうでした。塾も通わせず内申もオール4以上だったのでそこそこの公立高校であれば推薦で行けるのにもったいないなと不登校になってすぐの頃は思いました。(ちなみに下二人は成績はイマイチです)

でも、自分の能力以上に彼は勉強を頑張りすぎて追い詰められてしまったかも。良い成績を取ってきて私が必要以上に褒めたり喜んだりして期待したのも、もしかしたら良くなかったのかもしれません。

今は全く勉強していない不登校長男ですが、もともと国語が得意で私より漢字読めるし難しいストーリーも難なく読みます。

ファンタジー系のゲームシナリオを読むのが好きで、読書替わりに読み込んでいます。今は紙媒体(電子書籍)の物語よりもゲームシナリオのほうが面白かったりします。若い子のほうがその辺目は肥えてます。

学校や勉強の事なんか忘れて、今は好きなことに熱中していてほしいです。

それでも将来への不安は尽きない

とは言え、私はいわゆる普通に中学~高校~大学と順調に進学し、就職~結婚~出産~育児という具合に「ふつう」のレールを歩んだ人生しか送ってきていません。

勉強もせず、学校も行かず、進学もせず…という子供たちを見ていて、この子たちは将来どうなるんだろうかと不安になるときはあります。私の人生じゃないって分かっていても、信じているって言っても心配や不安はぬぐえません。

我が家は暴言などは無いのですが、何日もお風呂に入らなかったり、無視などで存在を拒否されたりして私の気分が落ちる事もあります。

どうして学校に行かないのだろうとか、学校に行かないことで落ち込むとか、学校に行っている子たちを見て落ち込むことは全くなくなりましたが…ふとした瞬間に不安になって自分を責めたくなる気持ちになることも、まだ、あります。

基本的には子供の心が元気になって、自発的になにかやり出すのを待つしかないけど。せっかちな性格な私にとっては苦痛です。

不安やイライラを感じたときの自分だけの逃げ道を作る

不登校の子の見守りは思った以上に不安が多く、心が疲弊するもの。かと言ってそこで母親の笑顔が大事とかママこそ元気にとか言われても余計疲れちゃいますよね。

本当に辛いときは自分のことを考える余裕もないと思いますが、私の場合、心配や心労が溜まってきたらいったん子供から意識を逸らすことを心がけています。

一番取り組みやすかったのが、スマホのパズルゲームです。この前ネットニュースでテトリスは不安とストレスを解消する効果があるって言われてましたが、まさにそれな!って感じ。私はツムツムとかぷにぷに、昔のゲームだと四川省などをやってました。

最近は少し気持ちにゆとりのある時間も増えてきたので、趣味の競馬観戦を再開したり引退馬の支援など新しい事を始めてみたりもしています。

管理人ひきこ

人によっては推し活とかするといいんでしょうね。私は好きなタレントさんとかいないのですが…私は人間よりもお馬さんのほうが好きかもですw怖くてあんまり触れないし乗れないけど

不登校を乗り越えるには母親である自分が自己肯定感を持つことが大切

子供が不登校になりしばらく経っても。過ぎ去った過去や、かつて子供にしてしまった失言・失敗の数々…そういうのを引っ張り出して「不登校になったのは私のせいだ」「私があの時こうしていれば」と自分を責めてしまうことがすごくありました。

でも、過去を責めたり自分を否定したって子供の状態が良くなるわけでもないし、学校に通えるようになるわけでもありません。むしろ親が落ち込んでたら「俺のせいでお母さんは落ち込んでるんだ」と状態が悪くなることのほうが多いです。

そんな時こそ、自己肯定感をしっかり持つことで辛さを軽減できます。「子供がツライのを見てるがツライ」「学校に行けなくなったことがこんなにツライなんて」とツライと思ってる自分を認めてあげると、結構ラクになります。

SNSでツライ気持ちを吐き出したり、誰か話せる人がいるならばツライ気持ちを話してみるのもいいと思います。私はリアルでは絶対に自分はツライなんて話はしません…友達にも家族にも。あ、酔った勢いでたまに旦那さんに話すことはあるかな…?

これを「もっと辛い状況で我慢してる人もいるのだから」とか「これくらいどうってことない」って自分の感情に蓋をすると、余計に辛くなります。

親の自己肯定感についてはまた違う記事で書きたいと思います。

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この記事を書いた人

東京都在住。年子3人(高1、中3、中2)の母。現在高校生の長男が中2の秋から突然完全不登校→定時制高校へ進学。中3次男も不登校になったものの再登校開始。世の中常識の反対側を行く育児で心を回復させることを決め現在実行中。競馬と猫が大好き。

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